05 Mar 2026
立農国小とAlpha Brass、「唭哩岸石」ピザ窯を共同開発
台北市立立農國小が食農教育を推進
Alpha Brass Controls Inc. の安全バルブを採用し、「唭哩岸石」クリーン省エネガスピザ窯を設置
 
台北市北投区に位置する台北市立立農国小は、校内で積極的に食農教育を推進しています。
同校では、担当主任の創意工夫により、北投地域特有の「唭哩岸石」を活用し、世界でも珍しい「唭哩岸石」ピザ窯を設計・建設しました。
 
この革新的なピザ窯により、生徒たちは食や農業に関する知識を学ぶだけでなく、「唭哩岸石」の歴史にも触れ、伝統と現代の持続可能性が融合した新しい価値を体験することができます。
 
「唭哩岸石」は石英砂岩の一種で、台北盆地で二番目に古い地層である木山層から産出します。主に北投の唭哩岸地域に分布しています。
この石材は非常に高い耐久性と耐酸性を持ち、さらに1,6002,000℃の高温にも耐える優れた特性を備えています。
 
そのため清朝時代から、建築(例:台北城の城壁)、工業用途(製鉄や窯材)、温泉浴場施設など、さまざまな分野で広く使用されてきました。
長い歴史を持つこの石材は、地域文化と深く結びついた象徴的な存在となっています。
 
立農国小は、生徒のバランスの取れた成長を非常に重視しています。
教室での学習だけでなく、近隣にある関渡や軍艦岩 (軍艦岩) などの地域資源、環境教育、自然生態系などをカリキュラムに取り入れ、実体験を通じて地域環境への理解を深める教育を行っています。
 
今回の特別プロジェクトでは、楊主任が**SDGs(持続可能な開発目標)**の理念に基づき、「唭哩岸石」を使用したピザ窯の建設を構想しました。
 
一般的な薪窯とは異なり、このピザ窯は台湾で製造された Alpha Brass Controls Inc. の低圧ガス機器を採用しています。
高品質な安全バルブとバーナーを組み合わせることで、よりクリーンで省エネルギーな調理環境を実現し、二酸化炭素排出量の削減と環境負荷の低減にも貢献しています。
 
このようにして誕生したのが、**伝統素材と現代の安全技術が融合した「唭哩岸石ガスピザ窯」**です。
 
授業では、生徒たちがピザ作りの一連の工程を体験します。
新鮮な食材を選び、生地をこねて形を整え、そして「唭哩岸石」ピザ窯で焼き上げるまでのプロセスを学びます。
 
この「唭哩岸石」ピザ窯を通して、生徒たちは食への理解を深めるだけでなく、自分たちが暮らす土地とのつながりもより強く実感することができます。
 
地域の歴史的石材である「唭哩岸石」を持続可能なピザ窯として再活用することで、地域文化に新しい命を吹き込み、伝統を守りながら未来へとつなげています。
 
このプロジェクトは、教育・サステナビリティ・地域文化が一体となって生み出された、象徴的な取り組みといえるでしょう。